いずみのメモ帳

見たこと感じたことを書き残しておきたい。

オンラインで繋がるということ

お題「#この1年の変化

この1年、「人との繋がり」を意識する機会が多かったように感じる。 大学に通う、友人と一緒にご飯を食べに行く、推しのアーティストのライブに参戦する。 どれも人と話したり、同じものを味わったり、同じことを体験して感動を分かち合ったり、誰かとモノやコトを共有できるからこそ楽しめるものばかりだった。 でも、それらは新型コロナウイルスの感染拡大防止という大義名分のもと、我慢しなければならなくなった。 今まで当たり前だと思っていたことができなくなって初めて、それらのかけがえの無さを痛感したように思う。

そんな中で、授業やゼミにリモートで参加したり、複数の友人とビデオ通話を繋いで飲み会を楽しんだり、そんなオンラインでの新しい生活様式が日常になった。 この「オンラインでの繋がり」が画期的だなと感じたのは、「場所の制約」が無いという点。 今ではお金と時間をかけてある場所に移動しなければ実現できなかったのが、インターネットに接続されたスマホタブレットさえあればどこでもオンラインでできるようになったということ。 こう書くと、「人との繋がり」の価値とそれにかかる費用や時間を天秤にかけているようで薄情に感じるかもしれないが、自分が言いたいのはそこじゃない。 参加したい学会とかシンポジウムとかがあっても開催地が遠方で時間的金銭的に参加できない、小中学校時代の友人達と飲みたいけどみんな引っ越して日本全国に散らばってしまっていてそう簡単に集まれない。 そのような「場所の制約」のせいで諦めていたことができるようになったという点で画期的なのだ。

確かに、今まで毎日当たり前のようにリアルで会っていたような身近な人(研究室のメンバーみたいな、研究室に行けばたぶん会えるでしょ?レベルの人)とは、少し交流の機会が減ってしまったという面はある。 一方で、オンラインで新たな繋がりが生まれたり、疎遠だった繋がりが復活したりしたのも事実。 コロナ禍が収束したら、世の中の流れとしてまた以前のように対面で集まることがメジャーになるのか、「場所の制約」を克服してオンラインで集まることの便利さをありがたく享受するようになるのかは分からない。 でも、どんな形であっても「人との繋がり」というものは大切にしていきたいと思う。